「赤ちゃんって枕いつから使うの?」の迷うことはありませんか。大切な赤ちゃんの頭を傷つけたくないと考える人もいるでしょう。
この記事を読むことによって、赤ちゃんの枕の効果、選び方について知ることができます。本記事の内容を参考にして、赤ちゃんに合わせた枕の購入をしてみてください。
そもそも赤ちゃんに枕は必要なのか?
基本的には、赤ちゃんに枕は不要と言われています。
理由は、赤ちゃんの背骨の形が大人とは異なるからです。私たち大人は、背骨がC字カーブになっています。
それに対して、赤ちゃんは生前、お母さんのお腹の中にいたため、常に体を丸めた状態でした。そのこともあり、赤ちゃんの背骨はC字に曲がっているのです。
枕は、もともと大人の睡眠姿勢の維持のためにいます。よって、背骨がC字に曲がっている赤ちゃんには不要とされています。
赤ちゃん枕はいつから使用できるのか?
赤ちゃんに枕を使用目安として、生後3~4ヶ月頃です。
この頃になると、首が座りはじめ、背骨がS字カーブに徐々に沿ってきます。
ただし、赤ちゃんの成長には個人差があるため、パパ、ママがしっかりと観察し、枕を使う時期を判断していくといいでしょう。
赤ちゃん枕の効果とは?
赤ちゃん枕の効果は、以下の3つがあります。
- 頭の形の歪みを防ぐ。
- 頭の向き癖予防。
- 吐き戻しを止める。
一つずつ説明していきます。
頭の形の歪みを防ぐ。
赤ちゃんの頭部は、非常に柔らかくなっています。これは、赤ちゃんの頭の骨と骨の間にまだ骨となっていない部分があることにより生じています。
そのため、長時間同じ姿勢で寝続けていると、頭が歪んでしまうことがあります。
頭の向き癖予防
赤ちゃんの頭が歪んでしまう原因の一つとして、向き癖があります。
これも、上記と同じ理由で、赤ちゃんの頭が柔らかい時に、2~3週間放置してしまうと、頭が歪んでしまいます。
吐き戻しを防ぐ
赤ちゃんは、まだ体の発達が未成熟であり、胃の入り口がゆるい状態であるため、飲んだミルクを吐きやすい状態になっています。
これは、赤ちゃんが成長するにつれて、胃が発達してくるため、吐き戻しの回数は少なくなっていきます。
赤ちゃんの枕にどのような種類があるのか?
赤ちゃんの枕にはドーナッツ型と傾斜型の主に2種類があります。
ドーナッツ型の枕
ドーナッツ型枕とは、中央にくぼみがある枕のことで、赤ちゃんの頭を優しく支えることができます。
また、赤ちゃんが自然と仰向けで寝ることができるため、「向き癖」も防ぐことができます。
さらに、頭にかかる負荷も減らすことができるため、後頭部が平らになる「絶壁」や、髪が擦れて薄くなってしまう「寝ハゲ」のリスクを減らすこともできます。
傾斜型枕
傾斜型枕とは、文字通り、上半身全体を起こしてくれる傾斜がある枕のことです。
枕により、上半身を起こした状態をできるため、胃に入った母乳やミルクの逆流を防いでくれます。
赤ちゃん枕を使う際の注意点
ふかふか枕は使わない
赤ちゃんは、自力で寝返りを打った後、元の姿勢に戻すことができません。そのため、うつ伏せの状態で寝続けてしまうと、顔が枕に埋もれてしまい、窒息するリスクが高くなってしまいます。
また、乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険性があるため、注意が必要です。
赤ちゃんは、肌が繊細なので、ふかふかした枕に寝かせたいというお母さんは多いと思います。しかし、よかれと思って買った枕で窒息してしまっては本末転倒です。
そのため、赤ちゃんに柔らかい枕を使うことは避けましょう。
水洗いできるかは必須
赤ちゃん枕を使う上で大切なのは、簡単に洗うことができるかということです。
赤ちゃんは、代謝が激しいため、汗をかきやすく、よだれもこぼします。さらには、ミルクの吐き戻しでさえします。
そのため、枕が洗える素材でできているのか確認する必要があります。
ちなみに、洗える素材として、高反発ファイバー、ポリエステルなどがあるので参考にしてみてください。
赤ちゃんの肌に合わせた素材を選ぼう
赤ちゃんの肌はとても繊細です。そのため、肌が少し擦れただけで、肌荒れを起こしてしまいます。
そこでおすすめなのは、綿100%の物です。綿は、赤ちゃんの肌を刺激しにくい上、吸水性、耐久性に優れています。綿であれば、赤ちゃんの肌を優しく包み込んでくれるでしょう。
ただ、表記によっては、オーガニックコットンや綿ニット生地とされている物もあるため、素材の表記を確認してから購入するといいでしょう。
赤ちゃんの状態に合わせて使い分けよう
この記事では、赤ちゃんはいつから枕を使えるのか、枕の効果、種類について解説しました。
以下に内容をまとめました。
- 赤ちゃんは背骨の構造が大人と異なることから、枕は不要である。
- 赤ちゃんに枕を使い始める目安は、生後3~4ヶ月(首が座る時期)である。
赤ちゃんの枕の効果・種類として
- 頭の形の歪みの防止、寝る時の向き癖予防→ドーナッツ型の枕
- ミルクなどの吐き戻し止め→傾斜型枕
があります。
ただ、ふかふか枕を使うと窒息してしまうリスクがあるため、注意しましょう。
赤ちゃんの枕には、普段使う枕とは異なる効果があります。適切に選ぶことによって、赤ちゃんが安心して寝ることができるようになるため、ぜひこの記事の内容を参考にして購入してみてください。
今回は、以上になります。